大島がんばらんば日記
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カテゴリー: 仕事のこと

『鋼の橋』 鉄構部品質保証室 M・S

ご安全に!鉄構部 品質保証室のMです。
鉄構部は、公共工事のなかの浮桟橋や鋼鉄製の橋を製作し、
架ける仕事をしています。

品質保証室は、工場で製作された橋の部品(部品といっても10m程度の大きさ)が
図面通りの寸法、決められた品質でつくられているかチェックする部署です。
私が仕事で使っている道具です。

道具選びは重要で、大きくても小さくてもだめです。
精度良く計測出来ることはもちろんのことですが、
自分の間隔としてちょうど良い大きさ重さというのがあるので、
納得した物を使うようにしています。
これらの道具をつかって溶接に不具合がないか、徹底的にチェックします。

部品が完成したら、工場の中で一度組立を行います。
この作業を仮組立てといいます。

仮組立てを行うことで、取り合いの不具合がないか全体的な確認をします。
このときに設計図通りに出来ているか全体の寸法を確認します。鋼は温度によって伸び縮みするので、全体の温度が一定になる夜間に計測を行います。寸法精度は非常に高く、たとえば50mで誤差±1cmに収まるように製作しています。

我々の部署での仕事内容はあまり目立たないものですが、
社会資本として長期にわたって使われるものですから、
そのための品質が必要です。
これからも良いものをつくっていきたいと思います。

『仕事後のお楽しみ』 安全推進室 T・S

ご安全に!
安全推進室のTです。
安全推進室には4人が在籍していますが室長は別の区画にいますので、
実質3人でアットホームな雰囲気で日々の業務に励んでいます。
私を除く2人は、いつも安全と仕事に関して真剣に議論されています。
約3,000人がこの工場で働いていますので、 健康と安全を常に願って仕事しています。

私の仕事は、現場で働く中で必要な各種免許・資格の取得手続きや管理で、
紛失した場合の受付も行っています。
真ん中が私です。左側が安全推進室の区画、右側が工場長室の区画です。

良きコミニュケーションで業務を円滑に行う為、定期的に懇親会を行っています。
所帯が狭いので合同懇親会が多くなってきており、
今回は ベトナム建設本部(一部)・工場長室・安全推進室で行いました。
もちろん、皆さんが飲んでいる焼酎は、当社関係会社の大島酒造(株)が製造している
?”磨き大島” です。

懇親会では、私の3歳の子供(双子)も一緒に連れて行きます♪
ちなみに、女の子と男の子です。毎日大変ですが、楽しく過ごしています。

二人には毎回違うお子様ランチを作ってくれます。
まだ全部は食べきれないので、残りはほとんど私が食べています。おいしいですよ♪

『机上の光景と昔話』 設計部PM設計課 Y・A

今回はベテラン(年寄り)社員の中から投稿することになりました。
設計部 PM設計課 Yです。 来年3月で入社40年になります。
今回はこの40年の様変わりを少し紹介します。
まず机の上の紹介から。

右端のディスプレイは3D-CAD用、真ん中と左端がPC用です。
先ず一言、40年前には考えられなかった光景です。

次の写真は船の3Dモデルです。

居ながらにして設計各課の図面を閲覧出来ます。
2台のディスプレイで閲覧も楽々。

多数隻建造の一端を担う貴重な装備です。
さて、突然ですが、ここで昔話に入ります。
40年前、机にはトレーシングペーパーと鉛筆、三角定規、芯磨ぎ器、字消し板。
今では博物館ものですね。
これらの道具でせっせと図面を描いていたわけです。
新人のころ、図面が出来上がる頃には、鉛筆の粉で汚れたトレーシングペーパーが
灰色に染り、消しゴムの後が飛行機雲のようになり
「なんじゃこりゃ!」と指導員に良く言われたものです。
時にはトレーシングペーパーが破れることも・・・。
ですからやっぱりCADは便利な道具なのです。

しかし導入された当時は悪評がいっぱいで、「こんなものは使えない」
「年寄りには向かない!」という抵抗勢力が大勢。
ところが今は大違い。CADの隠れた特性は老眼にも極めて有効なのです。

ただ、便利になった反面、CAD世代の若者がなにか得そこなっている?
と感じているのは私だけでしょうか。

『面白い大島、漁船建造進出か!?』 生産革新部生産革新課 H・K

ご安全に!生産革新課長のH(55)です。
私の造船勤務も早40年となりました。
その間、数々の船種船型でブロック建造施工計画を手掛けてきました。
今回は、「面白い大島」には何でも経験させたがる辣腕H副社長の“鶴の一声”で、
漁船ならぬ作業船(10TON)の老朽化に伴うリプレース建造を、
入社1~2年生社員を中心に、大島工場内にて建造した事を紹介します。

本作業船は、570ピースの部材で製作されます。
小組定盤上にて広げられた船殻部材の数々です。

いよいよ組立開始、見事な枠組み!之が船の肋骨構造です。

次は外板を1枚1枚張り上げていく作業です。
作業者に尋ねると、板厚が薄いので巻き付けは容易いが、
溶接はやはり歪の発生がすごいとの事、
歪取り職人の出番です!腕の見せ所です。

どうです、綺麗に仕上がっているでしょう。
大島には腕のいい職人さんがいるんです。
繁忙のなか、いざ建造となれば皆さん職工魂がムラムラと、
それぞれの持ち場で「いい仕事、してますネ」
船名も辰年にひっかけ「飛龍」と命名。
あとは最終塗装で終了です。

進水日が11月9日仏滅と決まりました。
あれ?進水は大安吉日が慣例では!

我が大島造船所は、発注さえあれば漁船も作るぞってか!?

『基本計画課の仕事』 《設計部基本計画課》 T・Y

ご安全に。設計部のTです。

私は設計部基本計画課という部署を預かっておりますので、
当課の仕事について紹介したいと思います。
基本計画課は計画、性能、計算、庶務と大きく4つのグループに分かれます。

・計画グループは、新船開発、見積もり、技術的商談を行い、
最終的に船を受注できれば、設計各課に設計できる情報を提供して、
設計スタートまでを担当します。
船の仕様書、一般配置図(外形図)もここで制作されます。

業務の性質上、顧客との技術的窓口にもなります。
ほとんどの資料やメールなどのやり取りは英語で行われます。

・性能グループは船の船型開発を行う、非常に重要な部門です。
特に水面下に沈む部分の形状は船の燃費性能に大きく影響しますので、
当社の省エネ性能の良し悪しはこの部門が握っているといっても
過言ではありません。
写真のような模型を使った模型試験を行って、性能確認、
船型開発を行う毎日です。

・計算グループは就航前の船の最終状態を数値に表わす部門です。
文章では分かりにくいのですが、重査と呼ばれる進水後の船の
完成重量検査を行った後、最終的にどのような性能の船になったかを
完成計算書を作って、顧客に渡します。
年間36隻もの船の計算をすべて担っています。

・最後に庶務グループです。
ここは設計部の事務処理を一手に握っており、
技術的な部門のほかの3グループとは少し趣が違いますが、
設計部門に関わる費用や時数などの管理をしています。
基本計画課は日々このような仕事をしています。

『楽しく過ごす休日』  《農産事業部技術課》 N・W

皆さんこんにちは!
入社5年目のNです。

私は、農産事業部に所属し、大島トマト栽培を担当しています。
現在、おいしい大島トマトを収穫するための、大事な作業(土作り)に専念しています!
そこで今回、日頃からお世話になっている、鹿児島県指宿市の上村氏(農業指導員)が
経営する開聞農園を紹介したいと思います。
ここの農園ではミニトマト・ミディートマトを栽培し、地元でも有名で、
市内各地から上村氏のトマトを求めて、たくさんのお客さんが来るそうです。
因みに、直売店では、すぐに売り切れるみたいです。


(バックの山は、開聞岳です)
この中央にいるのが上村夫婦!ん~貫禄あるな~。


休みはバイク仲間と、ツーリングに出かけます。息子たちも、バイク好きです。
将来はハーレー乗りかな??


先日、家族で海に行きました。
結の浜マリンパーク(諫早市飯盛町)では、施設も整っており、海水浴を楽しむにはサイコー!!
浮島もあるので、子供たちも喜んでいました。

このように仲間、家族と楽しく過ごしてリフレッシュしています。
さ~甘くておいしい大島トマトを作るぞ~!!!

『仕事とプライベート』 設計部機装設計課 H・D

ご安全に!入社3年目のHです。

私は設計部機装設計課に所属しています。
主な仕事は機関室の配管系統図の作成、機器の発注、海上試運転等です。
機関室には船の動力を作り出すエンジンだけでなく、居住区での生活に
必要な水や電気を作り出す発電機、ボイラー、造水器などもあります。

仕事は当然奥が深く、日々、悪戦苦闘していますが、自分が設計した船が
大海原を突き進む様はとても感動的で、やり甲斐を感じます。
海上試運転で撮影した写真です。

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勤務は基本的にデスクワークですので、昼休みにはストレスと
運動不足を解消するため構内を散歩しています。
(写真右が私です。)

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昔から野球をやっていたこともあり、休日は地元の
軟式野球チームで汗を流しています。
また、我が家は一家揃ってホークスの大ファンですので、
福岡のヤフードームにもよく足を運びホークスナインを応援しています。

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昨冬からスノーボードを始めました。
調子にのってマイボードも購入しましたが、まだまだ下手です。
最初は知らない人に突っ込んだりもしていましたが、少しずつ上達してきました。

今年の夏はかっこつけてサーフィンなんかもやってみたいです。

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また、カメラとドライブも趣味の一つです。
暇なときはカメラを片手に車に乗り込みます。
大島や隣町の崎戸には綺麗な景色がたくさんあります。
おすすめは西大島からの夕焼けです。

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プライベートを充実させることで、仕事への姿勢も充実してきます。
次の目標はお金を貯めて世界遺産を巡ることです!

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『もうすぐ架けるよ!スタンバイOK!?』 鉄構部計画課 Y・T

ご安全に!鉄構部計画課のYです。

私は船ではなく、橋梁を担当しています。
今回は現在担当している「田尻高架橋」についてご紹介します。

この橋は、長崎県雲仙市から諫早市にかけて建設が進められている
「愛野森山バイパス」の一区間に架かるものです。
もうすぐクレーンで架ける作業を迎えます。
写真の右から左にかけて島原鉄道の線路を跨いで架かります。
写真中央に写っているのは同僚で、
右から現地工事担当のYさん・Kさん、設計担当のOさんです。

下の写真は橋脚上からの眺めで、
工場で製作し搬入された橋桁を繋ぎ合わせている状況です。

中ほど斜めに見えるもので約130トン程度の重量で、
「早く吊り上げてくれ!」といったところでしょうか・・・

これらの橋桁は、下の写真の3人(右端が私です)の前に写る
四角い土台の上に設置されます。

橋が出来上がる頃には、
背後の干拓平野の田畑にも鮮やかな美しい景色が広がることでしょう。
角度を変えれば雲仙普賢岳も望むことができます。

この「愛野」界隈、かなりロマンティックです。
皆様も一度訪れて感じてみて下さい。きっと止まりませんから!?

まごころ込めて造った橋が完成し、利用者の皆様に、
「便利になったなー」と喜んで頂けることを願い、今後も関係者一丸となり、
安全第一で仕事に取り組んでいきます。