大島がんばらんば日記
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月: 2018年4月

『英国留学レポート』基本設計部基本設計1課 T・E

『英国留学レポート』基本設計部基本設計1課 冨田英輔

ご安全に。
昨年の10月から今年の3月までの約5ヶ月間、語学留学のためイギリスのケンブリッジに滞在しました。滞在中の語学学校での生活や私生活についてご報告致します。

語学学校に関して

私が入学した語学学校はケンブリッジの中心部からバスで20分程の場所にあり、世界各国から学生や社会人が英語を学びに来ていました。英語を学んで海外の大学に通うことで、より優れた教育を受けたいという目的を持った方も多く、とても刺激を受ける環境であったと思います。

図形学校では学生のレベルごとにクラス分けがされており、筆記と面接の結果で割り振られるようでした。入学当初は、先生からトピックを提示され学生同士で話し合う時間が苦手でした。というのも、私のクラスにはアラブ系の方々が多く、彼らは英語で話すことは得意ですが、文法や読解が不得手という傾向があったので、はじめは彼らの話すスピードについていけないことがよくあったからです。しかし、英語が上達し、ある程度の会話ができるようになると、異なる環境・文化で育った彼らとの会話は新鮮で楽しい時間となりました。

『英国留学レポート』基本設計部基本設計1課 冨田英輔

ホストファミリーに関して

私がお世話になった家族のホストファザーは大阪に23年間住んだことのある方で、日本語が話せ、日本文化にも詳しい温厚な方でした。ホストマザーはタイ出身の方で、夕食時には様々なタイ料理やイギリス料理、更には時々お好み焼きやカツカレーを出してくれる、料理上手な方でした。また、小さな娘さんと息子さんがいて、おすすめの本を教えてくれたり、一緒にテレビを見たりしました。

現地での私生活について

私の入学日に韓国出身の同年の男性も入学してきて、彼とは同じクラスだったこともあり、休日も一緒に出かけるなど仲良く過ごしました。そんな彼とロンドンに出かけた時にハプニングが発生しました。その日はブラックフライデーというバーゲンの日で、ロンドンの繁華街へ買い物に出かけました。何件かお店をまわって地下鉄に乗ろうと階段を降りている時、電光掲示板にEmergencyという文字が表示され、大勢の人が階段を上がってきました。重武装した警官達が逆に地下へ向かっていくのを見て、何か事件が起きているのだと考え、私たちも急いでその場を離れようとしました。しかし、ブラックフライデーということもあり、その通りは大勢の人々であふれており、思うように離れることができませんでした。地下鉄への入口から離れていく間にも続々と警官達が現場へ向かって行き、その最中に急に悲鳴が聞こえて大勢の人が一気に走り始めるなど、地下鉄内でテロが発生したとしか思えないような状況でした。幸いにも、発砲があったと勘違いした人の通報により大騒動になっただけで、何も起こっていなかったというのが真相だったのですが、当時は初めて経験することで非常に怖い思いをしました。しかし韓国出身の友人は、韓国には徴兵制度があり、そういう状況での対処方法も学んでいたため、私に比べて落ち着いていました。その事実について私は衝撃を受けましたが、一方で日本の治安面の良さを再確認する出来事ともなりました。また、海外ではこういうことも起こり得るという気構えを常に持つことも重要であるということを学んだ瞬間でもありました。

『英国留学レポート』基本設計部基本設計1課 冨田英輔

週末は友人達と集まって、食事会をしたりパブに行ったり、他の町に出掛けたりして過ごすことが多かったのですが、この時間が私にとって英会話の上達を大きく進める一番の時間になったと思います。お互いに英語を学んでいる身なので、現地の方に比べると拙いながらも楽しく会話をし、うまく意思が伝わらないときや表現がおかしい時には言い回しを変えたり指摘しあったりしていく中で英語を学ぶことができ、語学留学をしなければ得られない貴重な環境であったと思います。

最後に

ケンブリッジでの生活は初めて経験することが多く、とても新鮮で楽しく、正に夢のような時間でした。また、英語を公用語とする国で暮らすことで私の英語能力はかなり上達したと実感している為、これからの業務でも積極的に生かしていけたらと考えております。今回、このような貴重な経験をする機会を下さった南代表、南社長を始めとする会社の方々、不在中の業務を支えて下さった基本設計1課の皆様方に深く感謝を申し上げます。