機関室には燃料や海水等の配管があり、本数は5000本にものぼります。
配管設計は非常におもしろく、やりがいのある仕事です。
そのため、集中しすぎるあまり常に配管経路を模索している時があります。
そんな時は夢にまで配管が出てきて頭の中を駆け巡るという事もあります。
配管を見ると感動すら覚えます。
竿が折れんばかりの青物の引きに魅了され、
潮さえ合えば友人と大島/﨑戸の磯へ通っています。
今の目標は10キロクラスの青物を捕ることです。
ご安全に。品質保証課 Sです。
当社品質保証課の役割は、船主監督さん・船級検査員さんに対応する
窓口業務がメインです。
具体例を挙げると「造船所内での各種検査への立ち会い」「各メーカーさんで
製作される機器のテスト立ち会い」「建造中の番船に対するコメントの受け付けや
関係各所への連絡および回答の取りまとめ」等を行い、
建造の工程が円滑に進むように努めています。
初期工程の段階から、「ブロック」の段階、ドックでの工事、
進水後の機器のテストなど、建造過程の様々な部分に立ち会うため、
広く知識が必要となります。
しかし、私はまだまだ未熟を痛感することが多いです。
さて先日、建造船の海上試運転に乗船してきましたので、
その様子の一部をご紹介します。
海上試運転は、建造船が予定通りの性能を発揮できていることや、
運航に支障を来すような不具合がないこと、設置している機器類が正常に
動作することなどを確かめるために行います。
救助艇の発進テスト。
遭難者を救助したり救命いかだを曳航したりするためのボートです。
ご安全に!鉄構部 品質保証室のMです。
鉄構部は、公共工事のなかの浮桟橋や鋼鉄製の橋を製作し、
架ける仕事をしています。
品質保証室は、工場で製作された橋の部品(部品といっても10m程度の大きさ)が
図面通りの寸法、決められた品質でつくられているかチェックする部署です。
私が仕事で使っている道具です。
道具選びは重要で、大きくても小さくてもだめです。
精度良く計測出来ることはもちろんのことですが、
自分の間隔としてちょうど良い大きさ重さというのがあるので、
納得した物を使うようにしています。
これらの道具をつかって溶接に不具合がないか、徹底的にチェックします。
部品が完成したら、工場の中で一度組立を行います。
この作業を仮組立てといいます。
仮組立てを行うことで、取り合いの不具合がないか全体的な確認をします。
このときに設計図通りに出来ているか全体の寸法を確認します。鋼は温度によって伸び縮みするので、全体の温度が一定になる夜間に計測を行います。寸法精度は非常に高く、たとえば50mで誤差±1cmに収まるように製作しています。
我々の部署での仕事内容はあまり目立たないものですが、
社会資本として長期にわたって使われるものですから、
そのための品質が必要です。
これからも良いものをつくっていきたいと思います。
ご安全に!
安全推進室のTです。
安全推進室には4人が在籍していますが室長は別の区画にいますので、
実質3人でアットホームな雰囲気で日々の業務に励んでいます。
私を除く2人は、いつも安全と仕事に関して真剣に議論されています。
約3,000人がこの工場で働いていますので、 健康と安全を常に願って仕事しています。
私の仕事は、現場で働く中で必要な各種免許・資格の取得手続きや管理で、
紛失した場合の受付も行っています。
真ん中が私です。左側が安全推進室の区画、右側が工場長室の区画です。
良きコミニュケーションで業務を円滑に行う為、定期的に懇親会を行っています。
所帯が狭いので合同懇親会が多くなってきており、
今回は ベトナム建設本部(一部)・工場長室・安全推進室で行いました。
もちろん、皆さんが飲んでいる焼酎は、当社関係会社の大島酒造(株)が製造している
?”磨き大島” です。
懇親会では、私の3歳の子供(双子)も一緒に連れて行きます♪
ちなみに、女の子と男の子です。毎日大変ですが、楽しく過ごしています。
二人には毎回違うお子様ランチを作ってくれます。
まだ全部は食べきれないので、残りはほとんど私が食べています。おいしいですよ♪
今回はベテラン(年寄り)社員の中から投稿することになりました。
設計部 PM設計課 Yです。 来年3月で入社40年になります。
今回はこの40年の様変わりを少し紹介します。
まず机の上の紹介から。
右端のディスプレイは3D-CAD用、真ん中と左端がPC用です。
先ず一言、40年前には考えられなかった光景です。
次の写真は船の3Dモデルです。
居ながらにして設計各課の図面を閲覧出来ます。
2台のディスプレイで閲覧も楽々。
多数隻建造の一端を担う貴重な装備です。
さて、突然ですが、ここで昔話に入ります。
40年前、机にはトレーシングペーパーと鉛筆、三角定規、芯磨ぎ器、字消し板。
今では博物館ものですね。
これらの道具でせっせと図面を描いていたわけです。
新人のころ、図面が出来上がる頃には、鉛筆の粉で汚れたトレーシングペーパーが
灰色に染り、消しゴムの後が飛行機雲のようになり
「なんじゃこりゃ!」と指導員に良く言われたものです。
時にはトレーシングペーパーが破れることも・・・。
ですからやっぱりCADは便利な道具なのです。
しかし導入された当時は悪評がいっぱいで、「こんなものは使えない」
「年寄りには向かない!」という抵抗勢力が大勢。
ところが今は大違い。CADの隠れた特性は老眼にも極めて有効なのです。
ただ、便利になった反面、CAD世代の若者がなにか得そこなっている?
と感じているのは私だけでしょうか。
ご安全に!生産革新課長のH(55)です。
私の造船勤務も早40年となりました。
その間、数々の船種船型でブロック建造施工計画を手掛けてきました。
今回は、「面白い大島」には何でも経験させたがる辣腕H副社長の“鶴の一声”で、
漁船ならぬ作業船(10TON)の老朽化に伴うリプレース建造を、
入社1~2年生社員を中心に、大島工場内にて建造した事を紹介します。
本作業船は、570ピースの部材で製作されます。
小組定盤上にて広げられた船殻部材の数々です。
いよいよ組立開始、見事な枠組み!之が船の肋骨構造です。
次は外板を1枚1枚張り上げていく作業です。
作業者に尋ねると、板厚が薄いので巻き付けは容易いが、
溶接はやはり歪の発生がすごいとの事、
歪取り職人の出番です!腕の見せ所です。
どうです、綺麗に仕上がっているでしょう。
大島には腕のいい職人さんがいるんです。
繁忙のなか、いざ建造となれば皆さん職工魂がムラムラと、
それぞれの持ち場で「いい仕事、してますネ」
船名も辰年にひっかけ「飛龍」と命名。
あとは最終塗装で終了です。
進水日が11月9日仏滅と決まりました。
あれ?進水は大安吉日が慣例では!
我が大島造船所は、発注さえあれば漁船も作るぞってか!?
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