ご安全に!
艤装工作部 運転課のTです。主に配線検査の立ち会い、現場の不具合や試運転後に出たコメントの対応などを行っております。
今回は仕事以外の時間の過ごし方について紹介させて頂きます。
早速ですが、Minecraftというゲームをご存じでしょうか。
Minecraftは2023年現在において最も売れたゲームとなっており、デジタル版のブロックといえるゲームです。
プレイヤーはブロックを組み合わせて様々な建築物を建てることができ、ビルでも、城でも、世界遺産でも、果ては存在しない空想上の物でも、プレイヤーの想像力(創造力)次第で何でも作り出すことが出来ます。
今回はせっかくなので、シップ・オブ・ザ・イヤー2022へ選ばれた、大きな硬翼帆が特徴の1010番船「松風丸(しょうふうまる)」をMinecraftで再現しようと思います。
では早速、設計図を持ち帰って…
確認しようと思えば船の設計を確認することは出来ますが、さすがに持ち帰るのは良くないので今回はインターネット上で確認出来る物と自身が覚えている範囲のみで作成します。
まずは船の骨組みを作っていきます。
松風丸は全長 約235m/全幅 約43mあるようなので、しっかり実寸大の235×43で作成しました。
(※大島造船HP【世界初のウインドチャレンジャー搭載石炭輸送船「松風丸」を竣工】より)
居住区部分と硬翼帆部分も骨組みを作りました。
硬翼帆の大きさは最大約53mとあったのですが、居住区は分からなかったのでバランスを見ながら大体の大きさで作りました。
次に船体の外板を作ります。※ここが一番難しいです。
このMinecraftの世界はすべてのブロックが四角で出来ているため、きれいな曲線を描くのは難しく、プレイヤーの腕の見せ所です。
今回再現した松風丸も船首と船尾のカーブに苦戦しました。
ハッチは大きさや間隔がよく分からなかったので、Google MAPで造船所を上空から確認し、似た船から大体の大きさを推測しました。
また、YouTubeの商船三井公式チャンネル様から俯瞰の映像も確認出来たのでこちらも参考に作成します。
居住区はほぼ正面から見た写真しか見つからなかったので側面、背面の再現は諦めかけていましたが…見つけました!
大島造船所のCMに、ほんの一瞬ですが斜め後ろからの映像が映っていました!!
細かい装備関係などを微調整して…
これで完成でもよいのですが、最後にシェーダー、俗に言う影MODを使用して今回の作品に陰影処理を行いました。
完成です!!
時間はかかりますが、大きな物を作るのはものすごく達成感がありました!
今回は外観のみ作りましたが、機会があれば内装も作ってみたいです。