大島がんばらんば日記
Blog

『こんな船も考えています!』 戦略的船舶技術研究開発本部 I・S

ご安全に!
入社5年目のIです。

戦技本部(戦略的船舶技術研究開発本部)が発足して
もうすぐ1年が経とうとしています。
検討が終了した案件、すぐには結果が見えてこずに
長いトンネルの中を歩んでいる案件もありますが、
社内外とコラボしながら、こつこつと頑張っています。

今日は数々の案件の中から、社外と共同プロジェクトで
計画している、ちょっと変わったエコシップの一つを
ご紹介したいと思います。

完成想像図ですが、ご覧の通り、この船には帆船のような帆があります。
この帆に風を受け、風エネルギーを”主”とし、不足分を
”従”のエンジンで補い、”帆主機従”により必要な推進力を
得ることで、燃費を半分以下にしようという船です。

硬帆と呼ばれる帆は、軽量高強度の炭素繊維複合材でできており、
伸縮することができ、最適な風を受けれるように360度旋回します。
また、気象・海象の予測システムと、帆走シミュレーションを組み
合わせ、最適な航路を選びながら航海します。
現在は、帆や船体の設計・開発に取り組んでいる段階で、
私はこの中で船体計画に携わっています。

共同研究は東京大学、海運三社、日本海事協会、帝人、GHクラフトなどです。
参加団体の中で、造船所は大島造船所の1社のみなので、
しっかりと役割を認識し、実現へ向けて頑張っています。

越えるべきハードルは高いですが、夢の実現を狙う心踊るプロジェクトです。
大島は未来の船の開発にも携わっています!


関連記事

『管工場の若き職人達』 工作部艤装課 M・S

ご安全に! 入社5年目のMです。 工作部艤装課のスタッフとして、管工場(内作係)の工程管理を担当しています。 大島造船所の船に必要なほとんど全ての配管を総員約60名で製作しています。 (中央で2列目に収まっているのが筆者 …

続きを読む 

『建造課ってどんなとこ?』船殻工作部建造課 H・T

ご安全に! 船殻工作部建造課のHです。私の主な業務内容は、現場支援や工程調整、設計や監督との協議等を行っております。平たくいえば、建造船に関わる方々の間に立ち、流れを円滑に進める役割を担っております。 さて、今回は私が所 …

続きを読む 

『仕事内容について』 艤装工作部運転課 Y・D

ご安全に。入社7年目 艤装工作部運転課のYです。私は、船が航行する際に必要不可欠なプロペラや舵、それらの動力源である主機の据え付け業務を行っています。 今回は、私の仕事の内容について紹介します。 軸芯仮見通しの風景です。 …

続きを読む