管理部 情報システム課のFです。
当課では、社内の様々な業務が円滑、かつ効率よく行えるよう、
種々のシステムの開発・管理を行っています。
その中で、私は主に設計部関連のシステムを担当しています。
今回は会社・大島をちょっと離れ、長崎市で行われる精霊流し(しょうろうながし)につ
いて紹介します。精霊流しとは、初盆を迎え家族の元を訪れた故人の霊魂が再び極楽浄土
へと戻っていく際に、精霊船に乗せて見送っていくという仏教行事です。この精霊船は、
各家庭での手作りであったり、業者に注文したり、自治体で出したりと様々です。また、
船の大きさは、一人で抱えて行くような物から、20mを超える様な物まで大小様々です。
一般的によく見られる物は、5~6m前後ではないかと思います。
さて、今年は父の初盆でした。父は祖母らの精霊船等を手作りで作っていましたので、
是非とも父の精霊船も手作りで作りたいと思い、兄を中心に製作しました。私も、週末や
お盆の長期休暇を利用し製作に参加。造船マンとしての腕を振るってきました(?)。
いざ作るとなると、図面等は残っておらず、写真を参考に試行錯誤での製作でしたが、
十分立派な物が出来たと思います。
義父の時には、私が中心となって製作しましたが、大島町内の百合ヶ岳の駐車場で誰も
居ない時に作ったり、社宅で作ったりしました。また、長崎までの運搬を考慮し、
組み立て式の小型の船としました。
お金を出して業者に頼めば立派な物ができますが、心を込めた手作りの船に勝る物はない
と思いながら、邪霊除けの爆竹の喧噪の中、父を見送ってきました。