大島がんばらんば日記
Blog

『カナダ出張記』設計部構造設計課基本構造係 R・A

入社4年目のRです。現在、設計部 構造設計課で働いています。

先日、当社が建造したLaker船を見学するためにカナダに出張してきました。

Laker船とは大西洋から五大湖のスペリオル湖までのセントローレンス海路に設けられた閘門(Lock)を通過可能なサイズに設計された船を指します。

今回はハミルトンからサンダーベイまでの航海に乗船して異なる湖面間で船を移動させるための”ロック・トランジット・システム”を体験しました。

今回の旅程

>>長崎からモントリオールまでの旅

私たちの冒険は、長崎からモントリオールまでの長い旅から始まりました。長崎から東京、そしてアトランタへ飛び、1日かけてようやくモントリオールに到着しました。ヨーロッパ的な魅力にあふれ、フランス語を話す人が多いモントリオールは、私たちの旅のスタート地点として楽しい場所でした。歴史的な建築物と近代的な設備が混在するモントリオールは、魅力的な場所でした。

 

>>いざ乗船

モントリオールから電車と車に乗り継いで、乗船する港のハミルトンに到着。ハミルトンを出港するとすぐに8つのLockを備えたWelland Canalを通過しました。

左右の隙間がわずか150 mmしかないこれらのLockを通過するために必要な操船の正確さには感動しました。これらの狭い通路を通る旅は、こういった環境でLaker船を運航することの難しさと複雑さについて、ユニークな視点を提供してくれました。

>>料理体験

航海中、私たちはインド出身の乗組員たちにお世話になりました。彼らのホスピタリティは素晴らしく、様々な美味しいインド料理を堪能することができました。メニューには毎日カレーが登場しましたが、私は辛いものが好きなので、食事を存分に楽しむことができました。

 

>>ナイアガラ・フォールズ

私たちが乗船したハミルトンはトロントとナイアガラの滝の中間に位置する都市です。出港まで時間がありましたので、ナイアガラの滝を訪れました。滝の壮大さと息をのむような景色に圧倒されました。ナイアガラの滝はアメリカとカナダの国境にまたがっていますが、カナダ側からは素晴らしい景色が広がり、観光客が多いです。私たちは滝の近くまで行けるボートツアーにも参加しましたが、この経験は一生忘れられないでしょう。

>>最後に

今回のカナダへの旅は、専門的な面もありましたが、個人的に冒険感もあふれる旅でした。モントリオールの活気あふれる街並みから、畏敬の念を抱かせるナイアガラの滝、五大湖の綿密な航行まで、一瞬一瞬が新たな発見でした。今回カナダで貴重な体験をすることができたので、今後も海洋工学の世界を探求し続けたいです。 これからも頑張ります!

関連記事

『造船所の中で』 鉄構部生産計画課 M・K

ご安全に。 鉄構部のMです。鉄構部は、造船所の工場やドック設備を活用して、鋼製の橋梁や浮桟橋を長年に渡り作り続けています。また長崎県内には多数の長大橋があり、その維持補修の工事も担っています。 目下の課題は、将来の担い手 …

続きを読む 

『夢の中でも配管設計!?』 《設計部機装設計課装置G》 H・K

御安全に!私は機装設計課のHです。 今回は私の属する機装設計 装置Gの業務内容を中心に紹介していきたいと思います。 (仕事風景) 私の業務は機関室の配管設計です。 機関室には燃料や海水等の配管があり、本数は5000本にも …

続きを読む 

『動く橋』 鉄構部生産計画課 K・T

ご安全に!鉄構部生産計画課 Kです。私の業務は主に新設橋梁や橋梁補修の製作を担当しています。今回、製作を担当した可動橋の完成検査に長崎県対馬市厳原町まで行ってきました。可動橋とは、フェリーの乗り降りをする際に、潮位や船の …

続きを読む