大島がんばらんば日記
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『地球の裏側の物語』 基本設計部 基本設計2課性能係 F・L

ご安全に!基本設計2課の性能グループで勤務しているFです。名前がFで始まると、外国人だと分かることが多いですね。

私はブラジルの北東部にあるスルビンという中都市で生まれ育ち、2020年のコロナ禍の中で長崎、大島に移住しました。実は、大島造船の社員の中ではブラジルからの『最初の社員』だそうです。

「ブラジルのどこから来ましたか?」とよく聞かれますが、サンパウロやリオなどの有名な都市ではなく、私の実家は世界的にあまり知られていません。なので、今日は地元のことを少しお話ししようと思います。

[歴史]

スルビン市は1928年9月11日に設立され、毎年この日にパレードが行われます。スルビンはブラジルの26の州の1つであるペルナンブコ州にあります。

図1 スルビン市の入口
図2 9月11日のパレードのステージ。人々がステージの周りに集まり、演技を観賞しています。

[地理]

スルビン市は、大西洋から約100km内陸にあり、標高約400mの高さに位置しています。年間の気温は18°C~32°Cと比較的過ごしやすいです。図3の地図にはスルビン市の位置が示されています。

3 スルビン市の位置。[出典:Google Maps]

この地域では、特有の植物が育ちます。ステップ気候ならではの小さな植物が多い中、図4に示されているように、大きな植物もあります。これが「マンダカル」です。

図4 マンダカル(写真の中の人物は私です)

[物語]

「スルビン」という名前はポルトガル語で一種類の川魚を指します。実際、スルビン市でもこの魚を食べることが可能です。図5はスルビン魚を示しています(皮肉なことに、スルビン市では見られませんが、ブラジルの他の大きな河川地域から輸入することができます)。図6はスルビン市の人気のあるレストランで提供される料理を示しています。主な料理はスルビン魚のシチューです。

図5 スルビン魚・Pseudoplatystoma coruscans(日本では「スポットタイガーシャベルノーズ」と呼ばれる魚)
図6 スルビン魚料理。撮影場所: Churrascaria Boi Carrapeta「シュハスカリア・ボイ・カハペタ」)

実は、スルビン市の名前の由来には面白いエピソードがあります。昔、現在のスルビン市の地域に「スルビン牛」と呼ばれる特徴的な牛がいました。この牛は、肌にパッチ模様があり、その魚に似ていたため、名前が「スルビン牛」と名付けられました。ある日、このスルビン牛がジャガーに命を奪われ、その死を悼む意味で、周辺地域は「スルビン」と名付けられたと言われています。

図7 スルビン牛の死を象徴するモニュメント

[文化]

スルビン市は「ヴァケジャダ」(Vaquejada)という伝統的な競技で有名です。この競技は、競技者が馬に乗り、速さと技術を駆使して牛を特定の場所に追い込み、倒すことを目的としています。

図8 ヴァケジャダの様子。(牛の尾を持っているのは私のいとこの子です!)

「ヴァケジャダ」という言葉は、ポルトガル語で「ヴァカ」(vaca, 牛)を指す言葉に由来しています。この競技に参加する人々は「ヴァケイロ」(vaqueiro)と呼ばれ、これは元々、牛を飼育するブラジルの牧場労働者を指す言葉です。

図9 ブラジルの伝統的な道具で、牛を集めたり導いたりするために使われるホーン(berrante – ベハンテ)(これは子供の頃の私が写っている写真です)

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