ご安全に。
去年の10月から今年の3月までの約5ヶ月間、語学留学のためイギリスのケンブリッジに滞在しました。滞在中の学校生活や私生活についてご報告致します。
語学学校
私が通った語学学校はイギリスのケンブリッジにあり、街の中心地からバスで20分程郊外へ離れたところに建っています。学校には世界各国から学生や社会人が集まり、年齢や国籍に関係なく同じクラスで一緒に語学学習に励んでいました。高校生や大学生で語学学校に留学している学生たちは主にイギリス等の英語圏の大学へ進学するために、社会人は仕事のためや趣味など様々な目的で学んでいました。また、在学期間もバラバラで、短い方は1週間だけ、長い方は1年間学校に通っていました。
学校では英語のレベルや受講科目のコースごとに約10~20人のクラスに分けられます。日本の学校のように先生が黒板の前で説明するようなスタイルではなく、一つのテーマに対し周囲の生徒と話し合って意見を決めてそれを発表することが多くありました。そのため常に自分の意見や考えを人に伝えなければなりませんが、初めは何をどのように話せば良いか分からず話し合いに上手く参加できないこともありました。しかし、授業に慣れるにつれて少しずつ自分の考えを伝えられるようになり、周囲の生徒の意見も理解できるようになりました。
私のクラスにはサウジアラビアなど中東から来た生徒が多かったのですが、彼らは英語の文法が間違っていてもそのまま沢山話して自分の意見を伝えるので、アジアの生徒と比べて話す能力が非常に長けていると感じました。一方で読み書きについてはアジアの生徒の方が早く正確であり、地域によって生徒の英語能力に違いがあると感じました。
ホストファミリー
私がお世話になったホストファミリーは夫婦と子供3人の5人家族でした。留学生は私1人でしたが、家族の皆さんに温かく迎え入れて頂きました。夜は毎日家族皆で食事をとりながら会話を楽しみました。下の子供達は5歳の双子ですが、彼らが早口で話すと時々聞き取るのが難しく、やはり小さい子供でもネイティブの人の会話スピードは違うなと非常に驚きました。それでもネイティブの方々に囲まれて会話するのは学校と違って良い勉強となりました。食事はイギリスの伝統料理が多く、ほぼ毎日マッシュポテトと煮豆が出てきましたが、現地の食文化を体験することができました。
現地での私生活
週末は学校が休みでしたのでイギリスの様々な街に出掛けました。博物館や美術館にも足を運びましたが、驚いたのはこれらの施設で働いているご高齢の方が非常に多いということです。杖をついたり、電動車椅子で移動したりしながらテキパキと仕事をこなしていく姿は非常に印象的でした。皆さん働くのが楽しいからという理由で博物館に勤められているそうで、イギリスの方は年齢に関わらず非常にエネルギッシュだと感じました。
最後に
今回の留学を通じて向上した英語をこれからの業務に生かすことで会社へ貢献していきたいと考えています。今回このような素晴らしい機会を与えて下さった南代表、平賀社長をはじめとする会社の方々、不在中の業務を支えていただいた船装設計課の皆様に心より感謝申し上げます。