ご安全に!鉄構部 鉄構設計課のM・Mです。新しく架ける橋の設計や、今架かっている橋の補強・補修、浮桟橋などの設計を担当しています。
私が担当した、橋の耐震補強工事について紹介したいと思います。
大島から長崎市方面へ外海を通って行くと、神浦港付近から順にフランス国旗にちなんだ赤・白・水色の3つの大きなアーチの橋がありますが、そのうちの白い橋の耐震補強工事についてご紹介します。
耐震補強工事とは、橋にいろいろな部材を取り付けたりして補強をすることで、大きな地震が来ても橋が壊れないようにする工事のことです。
こちらの写真に写っているのが私です。分かりにくい写真ですが、高所作業車に乗って橋のアーチの部分を計測している写真です。
耐震補強工事では、今架かっている橋に合わせて部材を製作する必要があるので、細かいところまで補強するところの全てを計測します。ミリ単位の計測をたくさん行うので、これが結構大変です。
こちらの写真はアーチの部分に補強用の部材を取り付けている写真です。
このようにして補強部材を特殊なボルトで固定して、橋を補強します。
アーチの右半分の補強が終わった写真がこちらです。
1枚目の写真と見比べて、どこが変わったか分かるでしょうか。
長崎市方面へ行かれる際は、ぜひ見てみてください。
(ながら運転には気をつけてください)