世界初のＬＮＧ燃料大型石炭専用船「松陽（しょうよう）」の竣工 - トピックス

株式会社大島造船所は、10月2日にLNG燃料大型石炭専用船の引渡しを行いました。本船は、LNGを燃料とする世界初の大型石炭専用船で、日本郵船株式会社が運航を行い、九州電力株式会社の石炭火力発電所向けに海外から石炭を輸送します。

本船は、九州電力松浦発電所が立地する長崎県松浦市から見る夕日（陽）をイメージし、「松陽」と命名されました。

LNG燃料は、従来の船舶燃料油に比べて、硫黄酸化物（SOx）については約100％、窒素酸化物（NOx）については約80％、二酸化炭素（CO₂）については約30％の排出削減を見込める環境負荷の低い次世代燃料です。大島造船所は、本船に続き、2隻目・3隻目のLNG燃料大型石炭船の建造についても日本郵船と契約を締結しており、2025年に竣工予定です。

大島造船所は、海上物流の脱炭素化・環境負荷の低減に貢献するため、次世代燃料船の開発促進および燃費性能改善などの省エネ技術の推進に今後も積極的に取り組んで参ります。