2022年11月2日
株式会社大島造船所

LNGを主燃料とする新造大型石炭船2隻の建造に基本合意

株式会社大島造船所は、液化天然ガス（LNG）を主燃料とする新造大型石炭船2隻の建造について日本郵船株式会社と基本合意をいたしました。今回の合意により建造予定の2隻は2025年に竣工する予定です。

LNGは、従来の舶用燃料油である重油に比べ、硫黄酸化物（SOx）については約100％、窒素酸化物（NOx）については約80％、二酸化炭素（CO2）については約30％の排出削減を見込める環境負荷の低い次世代燃料です。

当社のLNG燃料船の新造受注は、2023年春に竣工を予定しているLNG燃料石炭専用船(※)に続き2隻目・3隻目となります。

温室効果ガスの排出削減は海運業界における喫緊の課題であり、当社ではその解決策として、次世代燃料船の開発を鋭意推進しております。具体的にはLNGより更に環境負荷の低いアンモニア燃料船の開発も進めており、本船についても将来のアンモニア燃料転換に向け、日本郵船と協議を開始しています。

大島造船所は、海上物流の脱炭素化・環境負荷の低減に貢献するため、次世代燃料船の開発促進および燃費性能改善などの省エネ技術の推進に今後も積極的に取り組んで参ります。

(※)　[関連ニュース] 世界初の LNG 燃料大型石炭専用船の建造に基本合意 ～LNG 燃料の使用で温室効果ガスの排出を低減～　｜　大島造船所　｜