当社は令和7年度全国発明表彰「発明実施功績賞」に選ばれ、7月1日にこの表彰式が開かれました。
公益社団法人発明協会主催の表彰式は、正仁親王妃華子殿下が御臨席の下、約360人が参加し行われました。
今回の受賞は帆の高さが調整可能な硬翼帆の発明が評価されたもので、風の状況や船の動揺に合わせて、この硬翼帆を旋回・段数変更させ、風の力を船の推進力に変えることで、燃料の削減・温室効果ガス(GHG)排出削減を図るものです。
硬翼帆は、現在、商船三井殿に引渡した石炭輸送船「松風丸」(2022年 載荷重量約9万9千トン)とばら積み貨物船「Green Winds」(2024年 載荷重量6万4千トン)の2隻に搭載されており、「松風丸」では1航海平均で約5~8%の燃料節減効果を記録しています。
引き続き、当社は硬翼帆搭載のばら積み貨物船を順次建造していくことにしています。

