大島造船所では、「地域と共に」をモットーに掲げ、長崎県の地域社会との繋がりを大切にして事業を行っており、その一環で、船の引渡の際に近隣住民の皆さんを工場にお招きし、一緒に船の出航をお祝いします。大島工場では毎月複数回の命名引渡式を開催するので、大島町にお住まいの方々にとってもおなじみの行事となっています。
大島造船所は2022年12月に三菱重工業殿から香焼工場を取得し、事業運営を始めています。先般2024年1月11日、香焼工場での当社第11065番船、11067番船(いずれも82,000重量トン型ばら積み貨物船)の合同命名引渡式を開催しましたが、その際に初めて香焼工場の近隣住民の皆さんを命名行事にお招きしました。
※本船は大島工場で建造・進水し、香焼工場で艤装仕上げ作業を実施。
当日は気温が低かったものの晴天に恵まれたこともあり、近隣の保育所の園児をはじめ約150名の市民の方々にご来場いただきました。船の命名行事に初めて参加する方が多かったようで、皆さん終始興味深く式典の進行や完成した船の様子に見入っていましたが、式典中は笑顔で手旗を振りながら、新船の船出をお祝いしていただきました。
「これまで経験したことがないイベントに参加できて、感動した」「船を間近に見て、その大きさにビックリした。是非また参加したい」などの感想をいただきご好評を得ることができました。
大島造船所は大島工場と香焼工場の相乗効果を最大にすべく、香焼工場の様々な活用方法を検討しています。同時に、香焼工場がある長崎市でも地域に根ざした事業活動「地域と共に」を進めてまいります。今後も命名行事の際には多くの地域の方をお招きし、当社の事業活動に触れていただくことで、大島造船所のことのみならず、造船業の魅力を知っていただく機会になるように努めてまいります。
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