地域・社会との関わり
Involvement with Community and Society
「地域と共に」をモットーに掲げ、
長崎県の地域社会とのつながりを大切にして事業を行っています。
1. 地域社会との関わり
当社大島工場の勤務者は、社員および関係会社等を合計すると3,000名近くに及びます。また、2023年度の定期入社者のうち長崎県出身者が約81%を占めており、地域との強いつながりをもとに事業を営んでいます。
2. 地域行事への協賛
地域の自治会が主催する夏祭り「大島ふれあいフェスティバル」「香焼チューリップまつり」等への協賛や地元神社の例祭への参加など、年間を通して地域との交流を深めています。
3. 地域の子供たちが通う学習塾
「大島を教育の島にしたい」という当社創業以来の願いが叶い、1983年に前身の学習塾「青雲学舎」を開校しましたが、1993年に一旦閉校。21年の時を経て、2014年10月5日に旧大島保健センター1階に復活させたのが「智翔館青雲学舎」です。
佐世保で23年の実績を持ち、有名校へ合格者を多数輩出している学習塾「(株)智翔館」に塾運営を委託しています。青雲学舎の建物・設備は当社で所有しており、運営費も当社で負担しています。
授業料については佐世保校の半額とし、地域の子どもたちは誰でも入塾することができます。
4. 命名式
当社は年間約40隻の船舶を建造し、お客様へお引き渡ししています。お引き渡しの際に開催する「命名引渡式」は、竣工の喜びと感謝、船の安全航海を願う大切な式典であり、式典は、地元保育園の鼓笛隊や和太鼓演奏、当社社員によるブラスバンド演奏等により盛大に執り行われます。
命名式には地域の皆様をご招待し、お客様の船の出航を共にお見送りしています。命名引渡式は年間を通して毎月1～3回程度行われ、地域にお住まいの方々にとってもおなじみの行事となっています。
5. 教育機関との連携
当社は、日本における造船、海洋関係の人材育成を目的に、九州大学や長崎大学、佐世保工業高等専門学校と包括的連携協定を結んでいます。寄附講座の開設や共同研究の実施、インターンシップや工場見学を受け入れることにより学生の皆さんの造船への興味と理解を深めています。また、長崎県下の工業高校(長崎工業・佐世保工業・大村工業・島原工業・鹿町工業)との関わりも深く、出前授業、インターンシップ、工場見学を通して、地域産業・社会の発展に寄与しています。
6. 鉄構事業
島と本土をつなぐ長大橋から毎日通る身近な橋まで、橋梁の新設工事や補修・補強工事、災害復旧工事などを通して人々の暮らしを支えています。また、地域の人々や学生向けに現場見学会などを開催し、次世代建設業を担う人材の育成にも取り組んでいます。
7. 大島トマト
私たちの大島が、船だけでなく人の心に残る特産品を持つことで、全国の皆様に愛される「ふるさと」になって欲しいとの願いを込め、1988年から本社のある大島町でトマト栽培を開始しました。
糖度8度以上のトマトは「大島トマト」、なかでも9度以上のトマトは「ルビーのしずく」として販売しており、贈答品としても好評をいただいています。また、2～5月にはトマト狩りを開催しており、毎年多くのお客様にお越しいただいています。
8. 大島酒造
農業振興を目的に、町、県内酒造メーカーの参加を得て、1985年に第三セクター方式で設立された焼酎会社です。大島で取れたさつま芋(紅あずま)は昔から大島の特産品であり、高級焼き芋の原料として出荷されていました。
「こんなに美味しいさつま芋を焼き芋以外にも使えないものか？」そんな考えから生まれたのが大島焼酎。西彼杵の清らかな「伊佐の浦川」の自然水で芋を磨き上げ、杜氏の技で醸しあげた芋焼酎「磨き大島」、厳選された麦と名水とコニャク樽のハーモニーが奏でる麦焼酎「529」、長期熟成の「大福帳」などが自慢の商品です。
9. オリーブベイホテル
大島造船所グループの迎賓館として国内外の多数のご来賓の宿泊の場となっています。世界的建築家の隈研吾氏が設計し、内装は、多くの五つ星ホテルを手がけたGA Design International社が手がけました。極上の寛ぎを提供するプレミア・スイートルームをはじめとした全32室の客室、レストランや宴会場、貴賓室、バー、屋外プール等を備えており、また、館内には、彫刻や絵画など美しい芸術作品が多く展示されています。
ホテルへ宿泊された方限定で、大島造船所の工場見学やクルーザーボートでのクルージング、プライベートビーチの利用(夏季限定)等のサービスも提供しています。
