~温室効果ガス削減を狙い「帆」をもつ日本初の大型商船実現へ~
株式会社大島造船所(社長:平賀英一、本社:長崎県西海市、以下「大島造船所」)はこの度、株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)と共同で、一般財団法人日本海事協会(会長:冨士原康一、本部:東京都千代田区、以下「NK」)より、硬翼帆式風力推進装置の設計に関する基本承認(AIP;ApprovalinPrinciple)を取得しました。硬翼帆式風力推進装置とは、風力エネルギーを伸縮可能な硬翼帆によって推進力に変換して利用する装置であり、大島造船所と商船三井が中心となって取り組む「ウィンドチャレンジャープロジェクト」(註1)の根幹的技術です。
風力エネルギーを用いて温室効果ガス(以下、GHG)の削減を目指すウィンドチャレンジャープロジェクトでは大島造船所と商船三井が中心となりプロジェクトメンバー(註2)とともに研究開発を行ってきましたが、今回のAIP取得により、硬翼帆の構造およびその制御に関する基本設計が終了したこととなります。