大島造船所物語
Oshima Shipyard Story

明るく、強く、面白く。
地域と共に歩んできた大島造船所の物語。

新旧アーチ橋のコントラスト – 新西海橋の開通

新旧アーチ橋のコントラスト - 新西海橋の開通

平成18年(2006)3月5日、長崎県西海市の西彼杵半島北部と佐世保市針尾島の間にある、日本三大急潮流の一つ伊ノ浦瀬戸に架かる独特のアーチ橋「新西海橋」が開通した。上部工工事を三菱重工業、佐世保重工業、大島造船所との共同企業体(JV)で施工した。

新西海橋は全長620m(鋼製アーチ橋部300m、コンクリート橋部320m)、4車線で高規格道路として供用を開始され、長崎・佐世保間のボトルネックとなっていた西海橋の代替ルートとして利用価値が高まっている。新西海橋を含む道路は、一部が有料であり、橋以外は2車線で大村湾の真珠の養殖場を見下ろすように通っており、パールラインと呼ばれている。

新西海橋の300m大村湾寄りに昭和30年(1955)に開通した「西海橋」があり、近隣も含めて西海橋公園として整備されている。西海橋は鋼上路ブレースド・リブアーチという構造形式、即ちアーチの上に道路がある橋で、伊ノ浦瀬戸の渦潮も含めて、観光名所となっている。特に3月下旬から4月上旬には、桜と渦潮と橋の見物で大勢の観光客が訪れている。

一方、新西海橋は、鋼中路ブレースド・リブアーチと呼ばれ、アーチの中間に道路がある独特の構造で隣の西海橋と見事な構造上のコントラストを成している。また、新西海橋には、道路の下に歩道も架設されており、床に四つのガラス張りの窓があって、迫力のある渦潮を真下に見下ろすことができる。
この新西海橋が加わったことで、この一帯の観光資源の魅力が一層高まっている。
また、大島造船所にとっても、佐世保と長崎空港方面へのアクセスが便利になり、人や資材の移動・運搬に大きなメリットが生まれている。

また、当社鉄構事業部の関わったものとしては、新西海橋開通の前年、平成17年(2005)12月11日に、長崎港の湾口、戸町と木鉢町に架かる「女神大橋」が開通している。この橋は、上部工工事を三菱重工業、佐世保重工業、辻産業、大島造船所との共同企業体で施工した。
女神大橋は斜張橋で全長1289m、4車線、その両側端に歩道がある。同じ斜張橋の大島大橋を一回り大きくした橋で、長崎の市街地の交通渋滞緩和を目的に架けられた。女神大橋は観光地長崎の海の玄関口を担うランドマークとなっており、この大きな橋の下を長崎港に出入りする大小種々の船舶が航行している。