大島造船所物語
Oshima Shipyard Story

明るく、強く、面白く。
地域と共に歩んできた大島造船所の物語。

首相・国王が大島造船所へ – マハティール首相、ハラルド5世国王来所

首相・国王が大島造船所へ - マハティール首相、ハラルド5世国王来所

平成7年5月20日土曜日、43BCの168、169番船の同時命名引渡式が行われた。これらはマレーシアのMISCより受注していた166番船から始まるシリーズ船4隻のうち、最後に引き渡される船である。

この式典にマレーシアのマハティール首相夫妻が列席された。

長崎空港から直接、船に乗られたマハティール首相はあいにくの雨模様の中、構内桟橋に到着された。式場の1号岸壁では、小旗を振る大島町と近隣町の幼稚園児、小学生、中学生、高校生、町民約2,700人が出迎えた。

式には、モハマド・カーティブ駐日マレーシア大使夫妻、中村駐マレーシア日本大使夫妻、高田長崎県知事、秋山大島町長、喜浦崎戸町長、山下西海町長、船主のMISCアリアス会長夫妻他全役員、契約者の住友商事秋山社長ら多くの来賓が出席した。

佐世保市消防局音楽隊が両国の国家を吹奏し、県内のマレーシア留学生が自国の国歌を斉唱した。

そのあと、ハスマー・マハティール首相夫人が命名し、続いて支綱を切断。くす玉が割れると同時に花火、爆竹がはじけ、白鳩が飛び交い、参列者の湧き上がる大きな歓声とともに船の完成を祝った。

マハティール首相は演壇に立たれ、「自国船での貿易振興を図ることが、我が国が目指す海洋工業国への大きな一歩になる。高品質の船を建造して、地域の活性化に寄与している大島造船所を良い例として学びたい」と挨拶された。

ホテルでの祝賀会のあと、多くの町民が構内桟橋から、マレーシア国旗を振りマハティール首相一行を見送った。

平成13年3月29日には、ハラルド5世ノルウェー国王が大島造船所を訪問された。 国王は天皇主催の晩餐会とノルウェー産業博覧会に出席された後、首都圏以外の特別の訪問地として、2日間の日程で長崎県を訪問された。国王夫妻は長崎空港から船でハウステンボスに入り、園内の各施設を見学しながら、「日本でヨーロッパの町並みにいることが不思議。チューリップと桜を同時に見ることができて幸せ」と語られた。
その後、夫妻は別行動となり、ソニヤ王妃は三川内焼きの産地へ、国王は大島へ向かわれた。
国王は、午後3時50分、国賓歓迎のため選抜された1,300人の町民と500人の当社社員の歓迎を受けながら、大島造船所に到着された。国王はヨット競技で東京オリンピックに出場したスポーツマンらしく、長身に笑みをたたえた姿を見せられた。

国王は、多数のブロックが置かれ、大型車輌が行き交い、建造中の船がドック・岸壁に所狭しと並ぶ広い構内をバスで一巡。組立工場では、ラインウェルダーからコンベアラインの出口まで徒歩で視察された。ドック内で行われたノルウェー船主の289番船の起工式では、神道による式典を興味深く見守られた。
「クリーンで活気溢れるパーフェクトな造船所である」と感想を述べられた国王は、午後5時20分、大勢の社員や町民が見送る中、長崎へ向かわれた。

ノルウェー船主と当社の関係は長く深い。ノルウェーは海運や漁業が盛んな海洋国家であり、その国家元首の視察先に当社が選ばれたことは大変光栄なことである。

首相・国王が大島造船所へ - マハティール首相、ハラルド5世国王来所

首相・国王が大島造船所へ - マハティール首相、ハラルド5世国王来所